31歳、インフラエンジニアになる

こんにちは。
創業者の藤野です。

私は31歳まで、派遣社員で事務として働いていました。
ハピネスハートの親会社であるプライムハートに入社したのは
「この会社楽しそう」と思ったからです。

業務内容(IT)がやりたかったわけではありません。

そんな私が、31歳で入社し、最終的に選んだ仕事は「インフラエンジニア」でした。

この出会いは偶然?

入社して最初に入ったチームが「インフラチーム」でした。
業務もリーダーのサポートだったので事務中心です。

でも、ある時渡された資料に感動してしてしまったのです。

それは、システムで使用する監視ソフトのマニュアルでした。
「今度、これ導入するから読んどいて」
そう言われて渡されたPDFのマニュアルは1ファイルなんと約1000ページ。
そしてそのファイルを6つも。。。

今となっては色んな意味で「これは真面目に読むものではない」と
わかるのですが、業界入りたての私は
「こんな大量なページ、意味も分からないのに読めるわけないよ!!!」と
涙目になったものでした。

と、それと同時に「こんな大量なページを書いた人がいる」ということも感じてしまったのです。

誰にも見えない、誰かのための仕事

ゲームは、デザイナーやプランナーが人に感動を与えることができます。
「これを作った人は誰なんだろう」とスタッフロールでその存在を知ることができます。

Amazonで買い物をすれば「便利だな~」と思いながら
商品を作ってくれた人やサイトを作ってくれた人に感謝の気持ちを持つと思います。

では、その当たり前に使っているネットワークを作ってくれた人のことを思い浮かべることがあるでしょうか?
海中にケーブルを通し、床下のケーブルをさばき、20度前後に保たれた寒い部屋で乾燥と闘いながら、その便利を提供してくれる人たちのことを思い浮かべたことはあるでしょうか?

私は、6000ページのマニュアルから「世の中の便利は誰かの仕事でできている」ことを感じたのです。
そして、普段目に見えない仕事をしている人に感謝を覚えました。

だから、だれの目に見えることのない、だけど必ず誰かの役に立つ、インフラエンジニアという仕事を選びました。

社長になったから見えること

今は現場を離れて、社長業に専念しています。
エンジニアという仕事は、生活をより豊かにしてくれるとてもやりがいある仕事だと、今だから思えるところが多くあります。

決して離職率が低いと言えない業界ですが
現エンジニアの人、これからエンジニアを目指す人は、
「自分は誰かの役に立っている!」ということに
誇りをもってほしいなと思います。

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