あなたが「なりたい」プログラマーは?
お久しぶりです。代表の藤野です。
ヨーロッパに古くから伝わる説話に、「三人の石工」という寓話があります。
ある町で壮大な教会の建設が進んでいたとき、旅人が三人の石工に同じ質問をしました。
「今、何をしているのですか?」
一人目の石工は不機嫌に答えました。
「何って、石を刻んでいるに決まっているだろう。
朝から晩、こんな重い石を扱う苦痛の作業さ。
金を稼ぐため、仕方なくやっていることに過ぎない。」
二人目の石工は誇らしげに答えました。
「壁を作っているんだ。
私は熟練の職人技を発揮して、最も美しく頑丈な壁を築いている。」
三人目の石工は、輝くような表情で答えました。
「私は、町の人たちの心の拠り所となる教会を建てているんだ。」
同じ作業をしていても、三人の石工が見ていたものはまったく違いました。
苦痛としての作業、職人技の発揮、そして人々のための大きな目的。
この違いは、プログラマーの世界でも同じではないでしょうか。
三人の石工が、もしプログラマーだったら

仕様書に書いてあることをそのまま実装する。
動けばよし。終われば帰る。
給料をもらうための手段としてプログラミングをしている。
技術への興味は薄く、新しいフレームワークも「指示されれば使う」程度。
「何をしているの? 決まってるだろ、コードを書いているんだ。
朝から晩、このキーボードを叩く苦痛の作業さ。」

コードの美しさ、設計の合理性、パフォーマンスの最適化にこだわる。
クリーンなアーキテクチャ、効率的なアルゴリズム、最新の技術スタック。
技術的な卓越を追求し、自分の書いたコードに誇りを持つ。
ただし、時に「ユーザーのため」より「自分の技術のため」になってしまうこともある。
最も美しく、頑丈で、高性能なアプリケーションを築いている。」

コードは手段であって目的ではない、と分かっている。
自分が書いたソフトウェアが、誰の、どんな困難を解決するのか、を常に意識している。
ユーザーの喜ぶ顔を想像しながら設計し、
チームの生産性を上げるためにドキュメントを書き、
後輩が成長できるように知見を共有する。
技術も大切にするが、それは「より良い価値を届けるため」の道具だと理解している。
使う人が笑顔になる、心の拠り所となるようなプロダクトを。」

大切なのは、自分が今どこにいて、次にどこを目指すかを意識することです。
あなたが目指している場所をぜひ、教えてください。
一緒に目指していきましょう。
※ この記事はヨーロッパの民話「三人の石工」を参考に作成しました。
